修理・張替え事例
■ K様邸桐箪笥修理
生前、お母様がお使いだった桐箪笥。
ご自身はお母様より、譲り受けた箪笥を既にお持ちで、お嬢様へ持たせたいとのご意向で今回ご相談を頂きました。
引き手や背板、底板の割れなどを修復すれば十分お使い頂ける状態でした。
年月を重ねた重厚さに、細部の修復と金具の磨き、木部の染色などを施し、リフレッシュ致しました。
引き手、鍵などは磨くことで立派に再生されます。
極力元の部材を生かし、今後使っていく上で必要な修復のみ加えるのが桐箪笥再生の醍醐味です。
お嬢様にまた何十年と大事に使って頂けることと思います。
修理箇所の詳細
引出の引き手は、取り外して一旦磨き上げます。その後、黒粉体塗装を施します。
引出の底板の部分。木が痩せてしまって隙間が空いていたり、割れの箇所は新たな木板で補填され全体研磨で整います。